2018年1月16日火曜日

会津の郷土料理--凍み餅

手仕事専科には、伝統的食品の部門があります。
つい最近ですが、酵母倶楽部という「日本の伝統的食品を愛する会」を起ち上げました。
かつて、日本ビューホテル事業(株)から、7年程、弘前市の第3セクターの施設に出向していました。
もう、20年以上も前ですが、44歳のときです。
津軽の郷土料理を特に山と海の幸をたのしみました。地元から腕のいい調理人を採用でき、試作として、いろいろの食材からメニューを決めたりしました。
「津軽の味」、「郷土の味」です。
真鱈の白子や肝、山菜の「みず」や「山クラゲ」など、関東圏では、味わえない珍味、美味でした。あれだけ新鮮で、美味しい料理は、もうこちらでは、味わえないでしょう。

昨年から、会津喜多方の農産加工花菜の「凍み餅」「もちころ」をご紹介しています。
五十嵐美知代さんとは、グリーンツーリズムの関係でしたが、16年程前にお会いしました。
勤勉実直な五十嵐さんは、人生の酸いも甘いも知るご婦人です。
ご自宅に農泊花菜を運営し近所のご婦人たちの協力を得ながら、郷土料理を作り販売されています。
凍み餅は、東北や信越地方など寒冷地に暮らしてきた人々の「智恵の保存食」です。

----凍み餅(しみもち)とは、餅を水に浸して凍らせたものを寒風に晒して乾燥させた保存食です。別名は干し餅(ほしもち)、氷餅(こおりもち)、凍み氷(しみごおり)とも言われます。
大切な米を無駄にしない為に、くず米を餅やだんごに加工しました。
凍み餅は、凍結・乾燥という厳しい寒さと乾燥する冬の福島の気候を利用した保存方法で、長期間保存が可能。天明・天保の大飢饉の頃から作られていたといいます。
春になると水田と養蚕で、とても忙しくなるので、冬の間にたくさん作っておいて、小昼にみんなで食べました。

農作業は体力を消耗するので、とても喜ばれたものです。                         
凍み餅は、主に東北地方から信越地方にかけての寒冷地で作られています。特に炊飯には向かない屑米を粉末状にして牛蒡などの野菜の粉とまぜて餅を作ってそれを氷餅とする場合もあり、伝統的に小正月前後に搗いた餅や残った餅を氷餅として加工して田植えの時期やむけ節句(6月1日)の際に食する地方が多いといいます。
糒と同じように水で戻して餅として食する他、炒って食したり、細かく砕いて和菓子の原料とする場合もあります。また、餅を蒲鉾型に薄く切って凍らせ乾燥させたものを氷餅と呼ぶ地域もあります。

そんな凍み餅もちころですが、web上でご紹介して半年ですが、人気になってきました。
懐かしい郷土の保存食です。
コンビニやスーパーには、ジャンクフードと言われる食品が並んでいます。
こちらは、喜多方の「婆っぱ」のつくったおやつ「凍み餅」と「もちころ」ですが、歴史と伝統的な味と美味しさが、いっぱい詰まった食品です。
工業食品ではない、「婆っぱの伝統の味」です。
一度、会津の郷土料理の味をお試しください。
手仕事専科   http://tesigotosenka.com
農産加工花菜  http://tesigotosenka.com/nousankakouhana.html
農泊花菜     http://tesigotosenka.com/nouhakuhana.html
農産加工花菜の
五十嵐美知代さん
・凍み餅 甘味   140g                         
¥390
 ■商品コード FA-09001■
         
注文(メール) 
http://tesigotosenka.com/pic/FA-09pic/FA-09001.html
・もちころ しょうゆ味 70g                         
¥390
 
■商品コード FA-09101■       
注文(メール)
http://tesigotosenka.com/pic/FA-09pic/FA-09101b.html
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